※この記事を読むために、下記のブログの記事とコメントをよく読んで下さい。
https://matsukasa.diarynote.jp/202004021403551361/

まつかささんに、
「このコメントではなくあなたの日記に1からまとめて書いてくれませんか?そうすれば私は読みますし、ここでいちいちレスによってぐちゃぐちゃと論がズレていくよりも有意義だと思います」

と、言われました。私も、その方が楽(そもそもコメントだと字数制限が辛い)なので、まつかささんのアドバイスに素直に従います。

ブログ主である、まつかささんは「マスクを2枚配るという政策の現状における妥当性」を主張しています。

私は「マスクを2枚配るという政策の現状における妥当性のなさ」を主張しています。

私は「いつの間にか「その政策がうまくいくわけがない」とそれを実施する際の問題点ばかり語っています」と、まつかささんが指摘されているように「政策の問題点」を主張しています。

ただ、残念ながら、

私は「政策の妥当性のなさ」を批判する場合に

「その政策に問題点がある(=妥当性が疑わしい)」


と、「問題点」の積み上げ方式で批判すること以上に効率の良い手段を知りません。


主張1:費用対比効果が疑わしい(=妥当性がない)。
菅義偉官房長官がこのようにコメントを残しています。朝日新聞デジタルからの抜粋です。

-以下抜粋-
 ――国民から「費用対効果」「有効性」を疑問視する声が上がっている。

 「需要増加によって国民の皆さんがマスクを入手しづらい状況で、店頭でのマスク不足が続いている。布マスクは使い捨てではなく、洗剤で洗えば何度も利用でき、増加しているマスク需要を抑制する意味でも有効だ。費用は1枚200円程度と聞いている」

 ――1枚200円程度で1億枚を確保するとなると、総額200億円程度を見込んでいるのか。配送料はどう考えているか。

 「今わかっているのは1枚200円程度ということだ」
-抜粋終わり-

普通に解釈すると「マスク一枚に200円程度のコストを見込んでいる」
(しかも、記者の質問にまともに答えられていないので配送料を考えていないように見受けられる)と、解釈出来るのですが、まつかささんの理論である「さらに1枚というのは封筒1枚によるマスク2枚、と解釈できさえする」と言うのを受け入れて計算してみます。
マスク2枚入りの封筒1通200を全国5000万世帯に配ることにします。

100億円ですね。

まつかささんは「議論の題材にするには不安定な材料です」と、おっしゃっていますが、まつかささんは、記事本文中で
「ソースが見つからなくて申し訳ないですけど
上述のコストカットの成果なのか今回のこれにかかる予算は数十億円らしいです。

数十億っていうと大げさだけど、20億円として、5000万世帯あたりに換算すると1世帯あたり40円ですよ。
こんな、端金で一体他になにができるんっていうんだ。」と明らかに主張なさっています。
と、言うわけで私は官房長官の言葉を、まつかささんの理論通りに
「100億円でマスクを各世帯に配る」と解釈します。
まつかささんの理論の5倍のコストです。

私からすると、まつかささん理論の妥当性が疑われます。

私の考えでは「官房長官の言葉」=「政府の言葉/意見/考え」なので、

まつかささんは私のコメントに対して
「まぁなにが言いたいかと言いますと、自分の意見を聞かせるためなのか論がとっちらかっていますし何が言いたいのかよくわかりさえしません。
とりあえずこんな政策は無駄だ、と主張したいのは伝わりましたが、それをどう補強したいのか、なにが事実でなにがあなたの考えなのかさえ伝わりません。正直読んでて辛いです」
と、おっしゃっていますが、

「官房長官の言葉」を「事実」と捉えないならば、

「自公政権」の真正性が問われます。

私の考えは「マスクを2枚配るという政策の現状における妥当性のなさ」を主張して、全体的に「現在の政権」の妥当性を問うという、ただ、一点のみを強く主張します。

主張2.コロナウイルスの拡散防止の政策として妥当性が疑わしい。
まつかささんは、私のコメントに対し
「いつのまにかマスクの予防「防止」効果が不明であると、この日記では「拡散」防止を指摘しているにも関わらずずれた発言をしています。わたしの日記をちゃんと読んでらっしゃいますか?それとも読まずに自分の意見を出したいだけですか?はじめから予防防止効果はあやしい、と私は主張しています」
と、批判されていますが、まつかささんの主張通り「予防防止効果はあやしい」のです。

私は予防が「防止」出来ないのだから「拡散」防止についてもあやしい、と主張しているだけです。

↓自治医科大学附属さいたま医療センターのページにあるとおり、
https://www.jichi.ac.jp/center/sinryoka/kansen/taisaku_04.html

「患者がマスクをつけることでこれらを含んだしぶきによる周囲の汚染を減少させることができる」

だけなので、最も恐ろしい「拡散」である「院内感染」や老老介護の人たちの感染は防げないだろう、と主張します。


主張3.全世帯に公平に配れるかあやしい。(=妥当性がない)
まつかささんは
「例えば250件の苦情が、といいますがトータルで何件のうちですか?多ければそりゃクレームもきますよ。また、本当に届いていないのですか?受け取り側のミスもありますし全く実数が書かれていません。」

また、朝日新聞デジタルの記事を抜粋します。
-以下抜粋-
 では、菅氏が言う「北海道の経験」とはどんなものだったか。政府は3月、第一次石油危機時の1973年に成立した国民生活安定緊急措置法に基づき、メーカーや輸入業者から買い取ったマスクを、感染者増が目立っていた北海道北見市と中富良野町の各世帯に配布した。

 その際、委託を受けた日本郵便は、送り先の住所や名前がなくても、郵便受けがあれば配達される「タウンプラス」というシステムを活用し、3月5日から中旬にかけて、対象地域の郵便受けすべてに荷物を投函(とうかん)した。配布は2回で、最初は1袋(7枚入り)を、2回目は5袋を配った。

 ただ、全世帯にもれなく配達できたわけではない。

 実際、北見市役所や中富良野町役場には「マスクが届かない」などの問い合わせが相次いだ。北見市には「2世帯住宅なのに1世帯分しか届かない」などの苦情が1カ月で約250件寄せられた。郵便受けが一つしかない高齢者施設などに1袋しか届かなかった事例もあったという。

 住民らから問い合わせや苦情を受けた市は、必要なマスクを追加で送るよう、発注元の厚生労働省に依頼するなどして対応した。だが、市内約6万1千世帯の全世帯にマスクが行き届いたかは把握できていない。

 市の担当者は「できる範囲で対応したが、発注元はあくまで国であり、市は全世帯に届いたか確認する立場にない」と話す。約2200世帯の中富良野町の担当者も「町として全世帯にもれなく配布されたか確認するすべはない」と話す。
-抜粋終わり-
記事によると
「北見市には「2世帯住宅なのに1世帯分しか届かない」などの苦情が1カ月で約250件寄せられた」
と、あります。1ヶ月で250件苦情がありました。実数です。
さらに、ちゃんと
「市内約6万1千世帯の全世帯にマスクが行き届いたかは把握できていない」
と書いてあります。
北見市は約6万1千世帯です。ほぼ実数です。

今年の3月の例なので、そのまま単純計算しますと、日本全国で5000万世帯有りますので、5000万×250÷6.1万 のクレームが全国で発生します。(もちろん、あくまで仮定ですので、予測に過ぎません、増えたり減ったりしますが、無くなることはありません。)

およそ205万件の苦情が全国で発生します。
(あくまで単純計算)


国が公平に配れないために205万件の苦情で公務員の皆さんが無駄に疲弊します。

これでも、まつかささんは自分が

「正しいと思っている政策」を「正しい」と主張できますか?


自分なりに論を通した日記を書きました。以上です。

Raueでした。 o(*’∀’*)ノ))

コメント

まつかさ
2020年4月3日12:02

一応私は徹頭徹尾、「正しい」と主張しているつもりはないです。「現状できるだことで妥当である」という主張のつもりです

・主張1について
これについては明確なソースが私も用意できてないですし(自分の日記にも書いてます)、なによりも代替案との比較をもってはじめて評価できることです
今回の予算が高いか低いかは、ほかの案での試算があってはじめて評価できることですので、情報が追加されない限り意見をいうことができません
しかし、コストを安くしたなかでは私は「妥当なもの」だという印象を受けました。他の案の試算についての情報がありましたら是非お願いします

・主張2について
>>最も恐ろしい「拡散」である「院内感染」や老老介護の人たちの感染は防げないだろう、と主張します。
はい、わたしもそう思います。ですからつけるべきなのは健康(とみえるのに実は感染している)な一般市民です
ですから全世帯に配るわけですし、医療機関では使い捨てマスクを使えと日記でも書いてます(政府も配っています)
このあたりかなり認識が混同されていませんか?わたしの日記や、引用したブログでもそういった内容が多く盛り込まれていますが・・・

・主張3について
正直にいって全体の0.2%のクレームが発生するのって、むしろ低いのではないですか・・・?
他の案で発生する予想数が私にはわかりませんが、これよりも少ないやり方ってなんなんでしょうか・・・?

なんにせよ今回の問題点は指摘されているものもいくつかそうだな、と感じますがそれを修正・解決できる案が他にあるとは思えません。
非難の形としてはまとめられていますので納得するものもありますが、それをきいててなおこれが妥当なものであろうという印象は拭えませんでした
仮に劇的にそれらが解決する案があるのでしたら、ぜひとも私もそれを支持したいです

以上です。正直これ以降は水掛け論になりそうですけど、私の意見としてはこんなところです
正しい、これが絶対の正解とは私もまったく思いません。しかしできるだろうことのなかから妥当ではあろう、と思っています

以上です。正直なところ、MTG関連の日記以外との相互リンクを私は避けていますので、一時的にしかここにコメントできませんが
わたしの考えを意見のひとつとして見てもらえれば幸いです

Raue
2020年4月3日13:52

>一応私は徹頭徹尾、「正しい」と主張しているつもりはないです。「現状でき
>るだことで妥当である」という主張のつもりです
「正しい」と「妥当」と「適切」を辞書で(便利なインターネットのweblioの大辞林でいいです)よく見比べて下さい。「正しい」の類語を調べて下さい。
私からすると「まつかささんの日本語の使い方がかなり『妥当』でない」ので議論が上手く噛み合いません。

>これについては明確なソースが私も用意できてないですし(自分の日記にも書
>いてます)、なによりも代替案との比較をもってはじめて評価できることです
>今回の予算が高いか低いかは、ほかの案での試算があってはじめて評価できる
>ことですので、情報が追加されない限り意見をいうことができません
>しかし、コストを安くしたなかでは私は「妥当なもの」だという印象を受けま
>した。他の案の試算についての情報がありましたら是非お願いします
まつかささんは「予算が高いか低いかは、ほかの案での試算があってはじめて評価できる」と言いつつ「コストを安くしたなかでは私は「妥当なもの」だという印象を受けました。」と、評価しています。明らかな自己矛盾です。
私は管官房長官のコメント(ニュースソースです)から、まつかささんの理論で100億円と試算して「高い」と評価しました。
より安価でより実現可能性の高い代案を示して、世間を説得するのは、私でなく(私は評価していると言う)まつかささん(まつかささんは評価してないと言う)の仕事です。

Raue
2020年4月3日13:54

>はい、わたしもそう思います。ですからつけるべきなのは健康(とみえるのに
>実は感染している)な一般市民です
>ですから全世帯に配るわけですし、医療機関では使い捨てマスクを使えと日記
>でも書いてます(政府も配っています)
>このあたりかなり認識が混同されていませんか?わたしの日記や、引用したブ
>ログでもそういった内容が多く盛り込まれていますが・・・
だから、まつかささんのブログでも、私は
「一世帯あたりの人数は2.44人です。一世帯あたり3枚マスクを配れば丸く収まるのに2枚は少なく感じます。」
と、主張しているのです。そもそも布マスクは洗う時間(使ったら洗いますよね?)を考えると一世帯あたり2枚では全然足りません。単身世帯でギリギリでしょう。
まつかささんが記事本文でurlを紹介している、
「五本木クリニックのブログ
各家庭に配布される布製マスクの効果と目的を検証しました。
ttps://www.gohongi-clinic.com/k_blog/4167/」
も、良く最後まで読めば
「しかし、一世帯に配られるガーゼマスクはたったの2枚とは・・・。」
と、この政策を批判しています。まつかささんの主張を弱める根拠になりますので、あんまり人のブログを斜め読みして引用しない方がいいですよ。

>正直にいって全体の0.2%のクレームが発生するのって、むしろ低いのでは
>ないですか・・・?
>他の案で発生する予想数が私にはわかりませんが、これよりも少ないやり方
>ってなんなんでしょうか・・・?
役所というのは常にクレームを受け続けています。現状でも公務員はしんどいのに、これ以上クレームが増えたら、一気にブラック化します。
国民が享受できるはずのサービスの質も低下します。
「役所に余計なクレームが増えるから国は布マスクを配らない」
という代案を提案しておきます。
いきなりコストが安くなりました。マスクの購入費と倉庫コストだけです。
これより合理的で「妥当なコスト」の代案を示してくれれば私は喜んで支持します。(ただ、私は、まつかささんのブログのコメントにあるとおり「ガーゼ」を「マスク」にした時点ですでに不支持です。)

>非難の形としてはまとめられていますので納得するものもありますが、それを
>きいててなおこれが妥当なものであろうという印象は拭えませんでした
>仮に劇的にそれらが解決する案があるのでしたら、ぜひとも私もそれを支持し
>たいです
ぜひ、「役所に余計なクレームが増えるから国は布マスクを配らない」を支持して下さい。将来に発生する悪影響が劇的に改善されます。
これだけコロナが蔓延して無自覚な陽性の人がいるので、コロナの感染を不充分な量のマスクで食い止めようとしたって無理な話です。
「余計な事するなら、何もするな!」という本当に単純な理論です
新型コロナウイルスの迅速な対策を進めるなら、マスクを配るより「指定感染症」から新型コロナウイルスを外す方が迅速で賢明です。一気に感染者数が増えて「オーバーシュート」したように見えますが、より感染者数が実数に近くなります。
安心感も広まります。感染者数が増えると(感染者数は一気に増えるが死亡者数はそんなに増えない)致死率が下がるという統計的な理由です。

お気に入り日記の更新

日記内を検索